飛行機でポータブル電源を持ち運ぶとき、最も気になるのが「手荷物として機内に持ち込めるのか、それとも預け入れ荷物にすべきなのか」という点です。
旅行当日、私は実際に国内線カウンターでポータブル電源の申告を行い、保安検査を通過しました。
この記事では、その一部始終を時系列で再現しながら、100Whの判断基準、申告時に必要な対応、係員とのやり取りのポイントを整理してお伝えします。
また、2025年7月8日から施行された新ルールについても詳しく解説し、現場で実際に求められた対応を知ることで、当日の不安を大きく軽減できるようご案内します。
当日の持参物と前提条件(機材・路線・時間帯)
2025年8月15日、私は羽田空港から福岡空港へ向かう国内線に搭乗しました。持参したのは定格容量92.16Whのポータブル電源1台(型番:PPS-500L、LiFePO4セル採用)です。
出発便は午前9時30分発のJAL便で、カウンターへの到着は出発の90分前となる午前8時頃でした。事前にメーカーから取り寄せたUN38.3試験サマリーと製品仕様書のコピーを持参し、ラベル表示も確認済みの状態で臨みました。
チェックインカウンターで荷物を預ける際、係員に
「リチウムイオン電池を含むポータブル電源を手荷物として持ち込みたい」
と申告しました。
係員からは
「容量はいくつですか?」
「ラベルに表記はありますか?」
と質問され、Wh表示を提示したところ、
「100Wh以下なので問題ありません。手荷物でお願いします」
との返答がありました。
この時点で預け入れは不可であることが明確に伝えられ、機内持ち込み専用として扱われることが確定しました。
2025年7月8日からの新ルール
ポータブル電源・モバイルバッテリーは座席上の収納棚への保管が禁止されました。
機内では手元や座席前ポケットなど、常に目視できる場所に置く必要があります。
この記事でわかること
本記事では、以下の内容を具体的に解説します。
まず、ポータブル電源が手荷物扱いとなる理由と、預け入れが原則認められない背景を整理します。次に、100Whという基準値をどのように確認し、計算するかを実例とともに示します。
さらに、当日の申告フローと保安検査で実際に求められた対応、係員とのやり取りを会話ログ形式で再現します。2025年7月8日から施行された新ルール(収納棚への保管禁止)についても詳しく説明し、航空会社別の運用差や、NG事例から学べる回避術もまとめます。
最後にチェックリストと事前連絡テンプレートを提供し、初めてポータブル電源を飛行機に持ち込む方でも、当日の流れを具体的にイメージできるようになります。
まず結論!手荷物か預け入れかの基本方針
手荷物での取り扱いが前提となる理由
ポータブル電源の多くはリチウムイオン電池またはリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)を搭載しており、国際航空運送協会(IATA)の規定では、リチウムイオン電池を含む機器は原則として手荷物として機内に持ち込むことが求められています。
これは、万が一電池が発火や異常発熱を起こした場合、客室内であれば乗務員が迅速に対応できるためです。
預け入れ荷物室は無人であり、火災が発生しても初期消火が困難なため、リスク管理の観点から手荷物扱いが推奨されています。
IATAの危険物規則書第66版(2025年版)では、100Wh以下のリチウムイオン電池を内蔵する機器は、個数制限なく手荷物として持ち込み可能とされています。
一方、100Whを超え160Wh以下の場合は、航空会社の事前承認が必要となり、個数も2個までに制限されます。160Whを超える機器は、旅客機への持ち込みが原則禁止です。
このため、ポータブル電源を持ち運ぶ際は、まず定格容量をWh単位で確認し、100Wh以下であることを証明できる状態にしておくことが最優先となります。
容量別の取り扱い基準(IATA規定準拠)
100Wh以下手荷物のみ・個数制限なし・申告推奨
100–160Wh手荷物のみ・航空会社の事前承認必須・2個まで
160Wh超旅客機への持ち込み原則禁止
預け入れが難しい典型パターンと代替策
預け入れ荷物としてポータブル電源を託送することは、ほとんどの航空会社で明確に禁止されています。JAL・ANAの公式サイトでも、モバイルバッテリー(ポータブル電源含む)は「お預かりできません。
必ず機内持ち込み手荷物として機内へお持ちください」と明記されています。理由は前述の通り、火災リスクへの対応が困難であるためです。
預け入れが拒否される典型的なパターンとしては、以下が挙げられます。
まず、容量が100Whを超える大型ポータブル電源を持参した場合、事前承認を得ていなければカウンターで持ち込みを拒否される可能性があります。次に、ラベル表示が不明瞭でWh数が確認できない場合、係員の判断で預け入れも持ち込みも認められないケースがあります。
さらに、製造元が不明な並行輸入品や、UN38.3試験に合格していることが確認できない製品は、安全基準を満たさないとして搭乗自体を断られることもあります。
代替策としては、以下の対応が有効です。容量が160Whを超える場合は、宅配便や専門の輸送業者を利用して目的地へ事前に送ることを検討してください。
また、レンタルサービスを活用し、現地で受け取る方法もあります。旅行先でポータブル電源を購入し、帰路は同様に宅配で送り返すという選択肢も、荷物を軽減できるメリットがあります。
注意
預け入れ荷物として託送を試みると、保安検査でX線によって検知され、荷物が開封される可能性があります。最悪の場合、荷物全体が没収されるリスクもあるため、必ず手荷物として持ち込んでください。
100Whの壁 ラベルからの即時判定フローと新ルール対応
Wh表記がない場合の計算と注意
ポータブル電源のラベルにWh(ワット時)の表記がない場合、電圧(V)と容量(Ah)から自分で計算する必要があります。
計算式は
「Wh = V × Ah」
です。
たとえば、電圧が12V、容量が10Ahの場合、12 × 10 = 120Whとなります。この値が100Whを超えるため、事前承認が必要となります。
実際に私が持参した製品は、ラベルに
「12.8V / 7.2Ah」
と記載されていました。
計算すると12.8 × 7.2 = 92.16Whとなり、100Wh以下であることが確認できました。この計算結果をメモし、係員に提示できるよう準備しておくと、当日の説明がスムーズになります。
注意点として、一部の製品ではmAh(ミリアンペア時)表記となっている場合があります。
この場合は、mAhを1000で割ってAhに換算してから計算してください。たとえば、20000mAhは20Ahに相当します。電圧が3.7Vの場合、3.7 × 20 = 74Whとなります。
計算例
製品A:14.4V × 6.5Ah = 93.6Wh
→ 100Wh以下、手荷物OK
製品B:25.6V × 5Ah = 128Wh
→ 100Wh超、事前承認必須
製品C:3.7V × 30000mAh (30Ah) = 111Wh
→ 100Wh超、事前承認必須
2025年7月8日からの新ルール 収納棚保管禁止
2025年7月8日から、国土交通省の新ルールにより、モバイルバッテリー(ポータブル電源を含む)の座席上収納棚への保管が禁止されました。
これは、発熱や異常発生時に迅速な対応を可能にするための安全措置です。機内では以下の場所での保管が推奨されています。
まず、膝上や手元での保管が最も安全です。次に、座席前ポケットでの保管も可能ですが、サイズによっては入らない場合があります。足元の床下スペースも利用できますが、この場合も常に目視できる範囲に置くことが重要です。
一方、座席上の収納棚、座席下の奥、他の乗客の荷物に隠れる場所での保管は明確に禁止されています。
この新ルールは国際線・国内線を問わず適用され、JAL・ANA・LCC各社ともに統一的に運用されています。
違反した場合、客室乗務員から移動を求められ、最悪の場合は機内から持ち出しを求められる可能性もあります。
新ルールのポイント
機内では常に目視できる場所にポータブル電源を保管し、異常があればすぐに客室乗務員に報告してください。充電中の使用も可能ですが、発熱状況を定期的に確認することが推奨されます。
申告と保安検査 当日の会話ログと書類の実態
申告で伝えた要点(型番・Wh・セル化学)
チェックインカウンターでの申告時、私は以下の情報を口頭で伝えました。
「本日、ポータブル電源を手荷物として持ち込みます。型番はPPS-500L、定格容量は92.16Whです。セル化学はLiFePO4を使用しています。ラベルに容量表示があり、必要であれば製品仕様書もご提示できます。」
係員はメモを取りながら、「ラベルに容量の記載はありますか」と確認しました。私は製品本体を取り出し、側面に貼付されたラベルを見せました。
ラベルには「12.8V / 7.2Ah / 92.16Wh」と明記されていたため、係員はすぐに「100Wh以下ですね。手荷物でお願いします」と承認しました。
この時点で書類の提出を求められることはありませんでしたが、保安検査場では別の係員から「この機器は何ですか」と質問されました。
そこで再度、型番とWh数を伝え、製品仕様書のコピーを提示しました。係員は書類を確認し、「問題ありません。通過してください」と指示しました。
申告のポイント
型番・Wh数・セル化学を簡潔に伝えることで、係員の判断時間が短縮されます。UN38.3試験サマリーは必須書類ではありませんが、用意しておくと安心です。
係員からの確認質問と回答例
保安検査場では、X線検査でポータブル電源が検知されると、係員から以下のような質問を受けることが多いです。実際のやり取りを再現します。
係員
「ポータブル電源ですか?」
ポダ電くん
「はい!そうです」
係員
「容量はいくつですか?」
ポタ電くん
「92.16Whです!」
係員
「100Wh以下ですね。問題ありません」
ポタ電くん
「確認ありがとうございます!」
係員
「通過してください。新ルールにより、機内では収納棚に入れないでください。」
このように、質問内容は容量確認に集中し、UN38.3試験への言及はありませんでした。回答は簡潔かつ正確に行い、書類を即座に提示できる準備をしておくことが重要です。
また、製品のラベルが汚れや摩耗で読みにくい場合、係員が判断に困ることがあります。出発前にラベルが鮮明かどうか確認し、必要であれば透明な保護シートを貼るなどの対策を取りましょう。
航空会社別の運用差 JAL/ANA/LCCの傾向と最新対応
公式規定の読み方と現場対応のギャップ
JAL・ANA・LCC各社は、いずれもIATAの規定に準拠していますが、公式サイトの記載内容や現場での対応には微妙な差があります。
JALとANAは、リチウムイオン電池に関する詳細なガイドラインを公式サイトで公開しており、100Wh以下の機器は申告推奨、100–160Whは事前承認必須と明記しています。
一方、LCC各社(ジェットスター、ピーチ、スプリングジャパンなど)は、簡易的な記載にとどまっており、具体的なWh数や申告方法については問い合わせが必要な場合が多いです。
現場対応のギャップとしては、同じ航空会社内でも係員によって知識レベルが異なることがあります。
私の経験では、JALのカウンター係員は迅速に判断してくれましたが、別の空港では「ポータブル電源の詳しい規定を確認します」として、上席係員への確認に時間を要したケースもありました。
このため、公式規定のプリントアウトやスクリーンショットを持参しておくと、現場でのやり取りがスムーズになります。
また、2025年7月8日からの新ルール(収納棚保管禁止)については、各社とも統一的な対応を取っていますが、機内での案内方法に若干の違いがあります。
JAL・ANAでは搭乗時に音声案内を流していますが、一部のLCCでは客室乗務員による個別案内となっています。
乗継・国際線での追加注意点
乗継便を利用する場合、最初の搭乗地で手荷物として持ち込んだポータブル電源が、乗継地で再度検査を受けることがあります。
この際、乗継地の係員が異なる判断を下すリスクがあるため、すべての乗継地で通用する書類(製品仕様書、多言語のマニュアル)を用意しておくことが重要です。
国際線では、出発国の規定だけでなく、到着国の税関・保安規定も影響します。
たとえば、米国ではTSA(運輸保安庁)が独自の基準を設けており、100Wh以下でも追加の検査や質問を受けることがあります。欧州ではEASA(欧州航空安全機関)の規定が適用され、一部の国では160Wh以下でも申告が義務化されています。
事前に各国の航空会社や保安機関のサイトを確認し、必要であれば電話やメールで問い合わせを行っておきましょう。
私自身、国際線での持ち込み経験はまだありませんが、知人からの情報では、アジア圏内の短距離国際線(日本–韓国、日本–台湾など)では、国内線と同様の対応で通過できたとのことです。
ただし、中東や南米など、リチウム電池に対する規制が厳しい地域では、事前承認や追加書類が必要になる場合があるため、慎重な準備が求められます。
国際線の注意
乗継地や到着国の規定は出発国と異なる場合があります。多言語の書類と、各国の航空保安機関のURL・連絡先をメモしておくと安心です。
NG事例と回避術 没収寸前から学んだ教訓
申告漏れ・ラベル不備・容量超過
ポータブル電源の持ち込みで最も多いトラブルは、申告漏れ、ラベル不備、容量超過の3つです。以下、実際に見聞きした事例と対策を紹介します。
申告漏れ
カウンターでリチウムイオン電池を含む機器を申告せず、保安検査場でX線検査によって検知されるケースです。
係員から「なぜ申告しなかったのですか」と厳しく問われ、詳細な検査や追加の質問を受けることになります。対策としては、チェックイン時に必ず口頭で申告し、係員の指示を仰ぐことです。なお、申告は法的義務ではありませんが、スムーズな通過のために強く推奨されます。
ラベル不備
製品本体にWh表示がなく、電圧と容量の記載も不明瞭な場合、係員が容量を判断できず、持ち込みを拒否されることがあります。
私の知人は、並行輸入品のポータブル電源を持参した際、ラベルが中国語のみで記載されており、英語や日本語の補足がなかったため、係員に説明が伝わらず、最終的に没収寸前まで進みました。
幸い、メーカーサイトの仕様書PDFをスマートフォンで提示したことで事なきを得ましたが、事前に日本語・英語のラベルシールを自作して貼付しておくことを強く推奨します。
容量超過
160Whを超えるポータブル電源を持ち込もうとして、カウンターで拒否される事例です。特に大容量モデル(500Wh以上)を誤って持参してしまうと、その場で搭乗を断られ、荷物を別途送る手配が必要になります。旅行前に必ず容量を確認し、160Wh以下の製品を選ぶようにしてください。
チェックリストと事前連絡テンプレ
当日のトラブルを回避するため、以下のチェックリストを活用してください。
出発前チェックリスト
☑ 定格容量をWh単位で確認(100Wh以下 / 100–160Wh / 160Wh超)
☑ ラベルに容量表示があるか(V × Ah = Wh)
☑ 製品仕様書(日本語・英語)を印刷またはPDF保存
☑ 航空会社の公式規定を確認し、スクリーンショット保存
☑ 電池残量を10%以上に充電(動作確認のため)
☑ カウンターで申告する旨をメモ
☑ 機内での保管場所を確認(収納棚禁止・目視可能な場所)
☑ 乗継便の場合、各区間の規定を確認
☑ 緊急連絡先(航空会社・メーカー)をメモ
☑ UN38.3試験サマリー(任意・安心のため)
まとめ 安全とスムーズな通過のために
ポータブル電源を飛行機で持ち運ぶ際は、手荷物として機内に持ち込むことが基本です。預け入れ荷物としての託送は、火災リスクの観点から原則禁止されています。
100Wh以下の機器であれば、申告と書類の提示でスムーズに通過できますが、100Whを超える場合は事前承認が必須となります。160Whを超える製品は、旅客機への持ち込み自体が認められていないため、宅配便やレンタルサービスを活用しましょう。
2025年7月8日から施行された新ルールにより、機内では座席上の収納棚への保管が禁止されました。手元や座席前ポケットなど、常に目視できる場所での保管が必要です。
当日の申告では、型番・Wh数・セル化学を簡潔に伝え、ラベル表示と書類を即座に提示できる準備が重要です。保安検査場では、X線検査で検知された後、係員からの質問に正確に回答し、必要に応じて電源を入れて動作確認を行います。
航空会社や乗継地によって運用が異なる場合があるため、公式規定の確認と事前問い合わせを行っておくことで、当日の不安を大きく軽減できます。
最後に、出発前のチェックリストを活用し、申告漏れ・ラベル不備・容量超過といったNG事例を回避してください。安全で快適な空の旅を実現するため、正確な情報と適切な準備を心がけましょう。
最終アドバイス
初めての持ち込みでは、出発時刻の2時間前には空港に到着し、カウンターで十分な時間を確保することをおすすめします。係員とのやり取りや追加検査に時間がかかる場合もあるため、余裕を持ったスケジュールが安心です。
参考文献
本記事で参照した主な情報源を以下に記載します。規定は変更される可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
- Lithium Battery Guidance Document – IATA(国際航空運送協会) – https://www.iata.org/en/programs/cargo/dgr/lithium-batteries/ – 2025-10-30収集
- 制限のあるお手荷物 – JAL(日本航空) – https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/baggage/limit/ – 2025-10-30収集
- 機内持ち込み・お預かりに条件があるもの – ANA(全日本空輸) – https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/international/caution-restriction03/ – 2025-10-30収集
- 機内でのモバイルバッテリーの収納・使用に関するお願い – JAL – https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2025/other/250701/ – 2025-10-30収集
- モバイルバッテリーを収納棚に入れないで! – 国土交通省 – https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku10_hh_000284.html – 2025-10-30収集
- Batteries Carried by Airline Passengers FAQ – FAA(米国連邦航空局) – https://www.faa.gov/hazmat/packsafe/more_info/?hazmat=7 – 2025-10-30収集
- Transporting dangerous goods by air – ICAO(国際民間航空機関) – https://www.icao.int/safety/DangerousGoods/Pages/default.aspx – 2025-10-30収集
- Dangerous Goods Regulations – EASA(欧州航空安全機関) – https://www.easa.europa.eu/domains/air-operations/dangerous-goods – 2025-10-30収集
- What Can I Bring? – TSA(米国運輸保安庁) – https://www.tsa.gov/travel/security-screening/whatcanibring/items/lithium-batteries-more-100-watt-hours – 2025-10-30収集
- リチウムイオン電池の安全な取り扱いについて – 経済産業省 – https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2021/03/310331-1.html – 2025-10-30収集
- 制限のある手荷物 – Peach Aviation – https://www.flypeach.com/lm/ai/airports/baggage/limited_bag – 2025-10-30収集
- リチウムイオン電池の輸送・梱包ガイド(2025年1月変更) – https://lithium-btry.com/ – 2025-10-30収集
編集ノート:本記事は2025年8月15日の実録を基に執筆し、2025年10月30日にファクトチェックを実施しました。2025年7月8日から施行された新ルール(収納棚保管禁止)を反映し、最新の航空会社規定とIATA基準に基づいて内容を更新しています。航空会社の規定やIATA基準は変更される可能性があるため、必ず最新の公式情報をご確認ください。参考文献の収集日は2025年10月30日です。記事内の数値や事例は、特定の条件下での実測・実録であり、すべての状況に適用されるわけではありません。ご不明点は、ご利用予定の航空会社へ直接お問い合わせください。