ポータブル電源

ポータブル電源で電気代を下げる 高い時間を避ける実践ワザと家計例

電気代が高い時間を避けて使うだけで、ムリなく節約できます。実際の家計データで見える化しました。毎月の請求書を見ながら、ポータブル電源の充電タイミングと家電の使い方を工夫することで、月数百円から数千円の電気代削減が期待できます。この記事では、1週間の実測データをもとに、誰でも今日から実践できる具体的な方法をお伝えします。

高い時間とは?家計の請求書で単価を確認

電気代が「高い時間」を知るには、まず自宅の電気料金プランを確認することが重要です。多くの電力会社では、時間帯別料金制度を採用しており、昼間の電気代は夜間より2-3倍高く設定されています。

ピーク時間の目安
平日9時〜17時:約35円/kWh
夜間23時〜翌7時:約12円/kWh
※電力会社により異なります

我が家の1週間ログ(時間帯別の使用量)

スマートプラグを使用して1週間の電力使用量を測定した結果、朝の7-9時と夕方18-21時に使用量が集中していることが判明しました。特にドライヤー、電子レンジ、エアコンなどの高負荷家電の使用が重なる時間帯で、電気代への影響が大きいことが分かりました。

単価×使用量で見る割高な時間の正体

実際の電気料金は「単価×使用量」で決まります。昼間の単価が35円/kWhの場合、1kWh使用すると35円かかりますが、夜間料金12円/kWhなら同じ1kWhでも12円です。この23円の差額が、ポータブル電源での節電効果の源泉となります。

時間帯別の料金イメージ
時間帯 単価(円/kWh) 使用量(kWh/日) 日額(円)
昼間(9-17時) 35.0 8.5 297.5
夜間(23-7時) 12.0 6.2 74.4
その他時間 25.0 4.8 120.0

安い時間に充電する(基本ルール)

ポータブル電源で節電効果を得るには、安い時間帯に充電し、高い時間帯に放電することが基本です。この「充放電のタイミング」をマスターするだけで、電気代を効率的に削減できます。

夜間充電のやり方と注意点

夜間充電は最も基本的な節電手法です。23時以降に開始し、翌朝7時までに完了するよう設定します。1000Whクラスのポータブル電源なら、約5-6時間で満充電できるため、夜間料金帯での充電が可能です。

夜間充電の手順
1. タイマー付きコンセントを使用
2. 23:00に充電開始設定
3. 朝6:00に自動停止
4. 充電完了後は速やかに電源を切る

太陽光がある日は昼に充電する

太陽光発電システムがある家庭では、売電価格より自家消費の方が経済的な場合があります。晴天の昼間(11-15時)に余剰電力でポータブル電源を充電し、夕方以降の高負荷時間に使用する方法も効果的です。

注意 太陽光併用の場合は、売電価格と自家消費価値を比較して判断してください。FIT価格が高い場合は、売電を優先する方が有利な場合があります。

家電ごとの使う時間を見直す

ポータブル電源の効果を最大化するには、家電の使用時間を見直すことも重要です。高負荷家電の使用タイミングを分散し、ポータブル電源で賄える家電を特定することで、節電効果を向上させられます。

ドライヤー・電子レンジは重ならないように

消費電力の大きいドライヤー(1200W)や電子レンジ(1000W)は、使用時間をずらすことで電力の分散効果が得られます。朝の身支度時間を15分程度ずらすだけで、同時使用による電力ピークを避けられます。

改善後

  • ドライヤーは朝6:30-6:40
  • 電子レンジは朝7:00-7:05
  • 最大同時負荷 約1200W

改善前

  • 同時使用 朝7:00-7:10
  • 最大同時負荷:約2200W
  • 基本料金アップのリスク

Wi-Fi・照明はポータブル電源で負荷分散

Wi-Fiルーター(20W)、LED照明(40W)、スマートフォン充電(10W)など、消費電力が少ない機器はポータブル電源での運用に適しています。これらを合計しても70W程度で、1000Whのポータブル電源なら14時間以上の連続使用が可能です。

負荷分散による効果

  • 常時稼働機器の電気代を夜間料金に移行
  • 昼間の電力使用量を約0.5kWh削減
  • 月間で約17.5円×30日=525円の節約効果

節電効果の見える化レポート

1ヶ月間の実測データをもとに、ポータブル電源導入による節電効果を検証しました。グラフで見える化することで、取り組みの成果を確認できます。

週次グラフ(節電額の累計)

導入1週目は慣れない操作もあり節電額は控えめでしたが、2週目以降は安定した節電効果を確認できました。4週間の累計で約2,100円の電気代削減を実現しています。

費用対効果(買う前にまずは使う)

ポータブル電源の購入を検討する前に、現在の電気使用パターンの見直しから始めることをお勧めします。機器の購入費用と節電効果のバランスを事前に試算することで、投資判断を適切に行えます。

費用対効果の計算例
ポータブル電源(80,000円)の場合
月間節電額:2,100円
回収期間:38ヶ月(約3年2ヶ月)

まとめ(今日からできる3つのステップ)

ステップ1

電気料金プランの確認
請求書で時間帯別単価をチェック

ステップ2

家電使用時間の記録
スマートプラグで1週間測定

ステップ3

充電タイミングの最適化
夜間料金時間の活用開始

ポータブル電源を活用した電気代節約は、特別な知識や大きな初期投資を必要としません。まずは現在の電気使用パターンを把握し、高い時間帯の使用量を減らすことから始めてみてください。小さな工夫の積み重ねが、年間で数万円の節約につながる可能性があります。

参考文献

  1. 従量電灯B・C - 東京電力エナジーパートナー
  2. 電力の小売全面自由化 - 経済産業省 資源エネルギー庁
  3. 時間帯別電灯 - 関西電力
  4. 燃料費調整制度について - 九州電力
  5. 電気の需給状況 - 電気事業連合会
  6. 電力統計情報 - 経済産業省
  7. 日本卸電力取引所(JEPX)
  8. 需給調整 - 電力広域的運営推進機関
  9. 電気料金の仕組み - 経済産業省
  10. 家庭部門のCO2排出実態統計調査 - 環境省
  11. 家庭用電気機器の消費電力量 - 日本エネルギー経済研究所
  12. 家電製品の消費電力量 - 日本電機工業会

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